2006/03/11

クリスマスローズのつぼみ


これは 1月の末に 庭のクリスマスローズを写したところ。

小さなつぼみが 
たった2つ 
雨にぬれて 輝いている。


厳しい寒さにもめげず、
大きな傘のような葉っぱに守られて
自分が咲く時期を じっと待っている。


このちいさなつぼみが
いつ咲くのか
どんな風に 花開くのか


まるで 我が子の成長を
夢見るような思いで 見守っていた。


この上にある葉っぱは、これから咲くつぼみのために、
幼い我が子に 傘を傾ける親のように見えた。

冷たい雨や霜をよけて、つぼみが咲くまで そっと見守りながら そばに立ち続けていた。


雪が降っても 風が吹いても、つぼみを押しつぶさないように
やさしく それでいて力強く、つぼみを覆い 立ち続けていた。


乾燥で 水が切れそうになっても
葉っぱは 自分の葉の先を枯らしても
つぼみだけは 守り続けた。


何も語らない植物の強さを
目の当たりにした。



人間も このように 強くいられるであろうか?


人の親は この草花のように 静かにじっとそばにいて 我が子を守れるだろうか?




私も この葉っぱのように 静かに強くいられたら いいなぁ。